※記事の公開日 2018/5/28 (更新日 2021/1/8)
※この記事では「不登校の子供に言わないほうがいいNGワード」が5つ登場します。その5つは赤字にしてあります。
「いじめられているから学校に行きたくない」
と子供が言う場合、いじめがかなりエスカレートしていると思ったほうがいいでしょう。
「このままいじめを受けつづけていると危ない……緊急避難しなければ自分の身が危険だ……」
と大きな危機感を感じているから、学校に行きたくない意思を明確に示しているのです。
いじめられていることを言わずに我慢できる状況なら我慢しています。そうではないから言っているのです。非常に追いつめられた状況だから言っているのです。
いじめが原因で不登校を選んでいることを子供が明確に示している場合、すでに深刻な状態になっていると思ったほうがいいでしょう。
その状況で、親が子供を追いつめるようなことを言ったらアウトです。
「その程度で負けていたら生きていけないよ」
「大人の世界でも、いじめはあるからね」
「立ち向かうくらい強気でいなさい」
こういうことを言ったらアウト。子供が自ら命を断ってもおかしくありません。それくらい危険な言葉です。
残酷ないじめを受けて、追いつめられて、死にたくなっているときに、親からさらに追いつめられるような言葉を言われたら…… 絶望して心が死んでしまいます。心が死ねば、体まで死んでしまいます。
では、どんな言葉を言えばいいのか?
逆の立場になって想像してみてください。
あなたがものすごく怖い思いをしていて、精神的にも身体的にも誰かから暴力を受けつづける毎日で、人生に絶望したとき…… どんな人からどんな言葉を言ってもらいたいですか?
(言葉の例は、ここでは書きません。想像する過程が大切なので、その過程で感じたことを大切にしてください)
◇ ◇ ◇
子供がはっきりと言わないケースに関しても書いておきましょう。
かなりひどいいじめを受けていても、そのことを“はっきり”とは言わず、遠回しに言うケースも多いものです。
「○○ちゃんに嫌がらせされた。だから学校に行きたくない」
「△△とケンカして仲間外れにされた。だから学校に行きたくない」
こんなふうになんとなくいじめをうかがわせる発言はするものの、はっきりといじめられているとは言わないんですね。こうしたケースの場合、親はぼんやりとしかわからないので判断に困るでしょう。いじめられているのか?いじめられていないのか?……と。
ここで親がどう対応するかによって、その後の子供の人生の明暗が分かれます。
その後の子供の人生を暗くしてしまう親御さんは、子供が前述のような発言をしたとき、こんなことを言います。
「あなたに悪いところはなかったの?」
想像してみてください。
残酷ないじめを受けているときに、親から「あなたに悪いところはなかったの?」と言われたらどう思いますか?
想像しただけでも苦しい気持ちになります。実際は、もっと苦しいでしょう。そうした“破壊的な言葉”を親が言ってしまうと、子供の心は壊れてしまいます。
それ以外の言葉でも、親の軽薄な言葉は子供の心を破壊します。
「その程度のことで学校に行きたくないなんて…… お父さんお母さんも辛いことたくさんあるんだよ。それでも乗り越えて頑張ってるんだよ。気持ちはわかるけど、なんとか乗り越えていかなきゃね」
こんな言葉を言う親御さんも、子供の未来を最悪なものにしてしまいます。
残酷ないじめに耐えつづけている中、「頑張ろう」「乗り越えていかなきゃ」などと言われるのは相当苦しいものです。精神的に追いつめられて死んでしまうかもしれません。
「残酷ないじめを受けている現実」
と、
「少しの悩みで不登校になったように感じさせる子供の発言」
このギャップがポイントです。
このギャップを親が意識していなければ、前述のような発言を平気でしてしまい、子供の心を破壊してしまいます。
では、子供の人生を明るくする親はどんな対応をするのでしょうか?
子供の人生を明るくする親御さんは、余計なことを言いません。
ほとんど話しません。
それよりも子供の話を聴くことに集中し、できるだけ子供の気持ちや情報を吸収しようとします。子供の心の深くにある気持ちまで聴けるように、子供の頭をスッキリとさせるように、じっくりと話を聴いていきます。
そうすることで、いじめの事実があることに早い段階で気づくことができ、不登校が緊急避難として必要なことも理解でき、「我が子がいじめられていること」を頭に置きながら適切なサポートができるのです。
親の対応のしかた1つで、子供の未来が大きく違ってくること。頭に刻まれたはずです。
<追記>
ある子供に何の問題もなくても、その子がいじめの標的になることはあります。アクシデントのような形でいじめが始まることもあります。子供がいじめられていたことがわかったとき、子供を変に問題視しないように気をつけましょう。「いじめられるこの子にも問題があったんだろう」と短絡的に考えるのはNG。「この子は何も問題ないのにいじめを受けたのかもしれない」と考え、否定にも肯定にもかたよらない見方で子供を見つめましょう。
執筆者:シア・プロジェクト代表 木村優一
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