結論から言いましょう。
不登校は相談するよりトレーニングをしたほうがいいです。
子供がトレーニングするわけではありません。
不登校の子供を持つ親が正しい不登校対応のしかたをトレーニングしていくのです。
専門機関に相談するよりも、専門家のもとでトレーニングを継続したほうがはるかに不登校脱出に結びつきやすいものです。
この事実、ご存知でしたか?
相談の効果は一時的
不登校の悩みを誰かに相談すると一時的には楽になります。
話を聞いてもらえるだけでも安心し、救われたような気持ちになる親御さんも多いでしょう。
ただそれは、一時的な気休めのようなもので、根本的な解決にはほとんど結びついていません。
悩み苦しんでいる親の気持ちが少し楽になっただけ。その効果が一瞬現れるだけで、肝心の子供の状態改善にはなかなか結びつかないのが通常です。
そもそも、不登校に関して相談で解決をはかろうとする形そのものに無理があります。
不登校は身体的な病気ではありません。
身体的な病気であれば、お医者さん(専門家)に相談し、必要な薬を出してもらうことで治るかもしれませんが、不登校は違います。相談して薬を出してもらって良くなる、といった単純なものではありません。
そうではなく、普段の親子間のコミニケーションの改善から取り組んでいかなければならないんですよね。そのためには、親御さん自身の思考の修正や感情の安定化から始めなければならないでしょう。そうしたある種の複雑さを伴うものなのです。
ですから、「親が不登校専門家に相談して子供の状態を良くしようと試みるスタイル」にそもそも無理があるのです。
不登校相談のリスク
これは、子供と一緒に専門家に相談する場合も同様です。
相談して親子ともに気持ちが楽になっても、肝心の親子間のコミニケーションが改善されていなければ、根本的な解決にはなりません。
子供と不登校専門家の関係→良好
親と不登校専門家の関係→良好
親と子供の関係→改善なし
この状態が続けば、何の解決にもなっていないことが一目瞭然ですよね。
その関係性はこのように表すこともできます。
子供 → 不登校専門家 ← 親
親子ともに専門家に相談する場合、親も子も矢印の向きを専門家に向けてしまい、肝心の親子間のコミュニケーションがおろそかになりがちなのです。
そもそも、子供を専門家のもとに連れて行く場合、子供自身が無理して親に合わせているケースも多いものです。
専門家のもとに連れていかれることでなんだか病人扱いされてるような気分になり、親に対する不信感を募らせていても、それを表には出さず、ニコニコしながら専門家と話す子供も多くいます。
その「無理して相談する状態」が続いたら、その子はどうなるでしょうか?
やがて不満が爆発し、突然「もうあの人(専門家)のところには行かない!」と言って心を閉ざしたり、「ずっと嫌だったけど我慢して行ってたんだ!もうこれ以上親の言うことは聞かない!」と言って親と口をきかなくなったりします。
それが不登校改善をどれだけ遅らせるか、説明するまでもないでしょう。
初歩的な不登校改善トレーニング
こういったリスク(および損失)があるので、不登校を改善に向かわせたかったら「相談」よりも「トレーニング」のほうが有効なのです。
あまり知られていないことですが、不登校相談に申し込んだことがきっかけで子供を最悪の状態にしてしまった親御さんも多いので、本当に気をつけましょう。
「相談ではなくトレーニングのほうが効果的なことはわかった!では、具体的にどんなトレーニングをすればいいの?」
そう思った親御さんもいるはずです。
そういう親御さんにはトレーニング効果抜群の「ひふみ~よ」をお勧めしたいのですが、それだけ書いてしまうとただの宣伝になりますので、ここでは初歩的なトレーニング方法をほんの少しだけお伝えします。
まず、基本中の基本ですが、子供の話をさえぎらない訓練をこれから3週間続けてみましょう。
子供が何かを話している時、絶対にさえぎらないようにするのです。
親は余計なことを話さず、うんうんとよくうなずきながら子供が話し尽くすまで聴いてあげてください。
できれば、時折訪れる「沈黙」も尊重できるといいでしょう。
子供の話がいったんストップし、ちょっと黙った時、そこで沈黙を埋めようと何か話したくなりますが、あえて一呼吸入れてちょっとだけ待ってみるのです。
そうすると、普段聞けない話が子供の口から出てくることが増えてきます。
沈黙=思考
黙っている間の思考を邪魔しないことで、子供の思考が広がり、それによっていつも話さないことが話せるようになるのです。
もう一つ、初歩的なトレーニングをお伝えしておきます。
夜、眠りにつく前に、子供の顔を思い浮かべながら、生まれてきてくれたことに感謝してみましょう。(朝から寝る人は、朝、眠りにつく前にです)
子供が生まれてきてくれてよかったこと、子供が生まれてきてくれたおかげで味わえた喜びや感動、そういったことを思い出しながら静かに感謝して眠りにつくのです。
これも3週間、続けてみてください。
3週間1日も欠かさず継続できたら、3週間後には全く違った気持ちで子供とコミュニケーションをとることができるでしょう。
そのコミュニケーションの改善は確実に子供に良い影響を与え、子供の状態が好転していくことにつながっていきます。(=不登校脱出に向かう)
もちろん、1人で孤独にトレーニングを続けることはなかなか難しいと思いますし、人間はどうしても忘れる生き物なのでよほど工夫しておかないと今ここに書かれてある内容さえも忘れてしまうと思いますが、それでも挑戦してみる価値はあります。
3週間1日も欠かさずにできる親御さんは100人に1人もいないと思いますが、達成できたら確実に子供の未来が変わりますので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
執筆者:シア・プロジェクト代表 木村優一
★不登校改善に成功!!親御さんの喜びの声の数、日本一!!SIAPROJECTのメールサポートを無料で受けることができます☆彡
⇒メールサポート(無料)のお申し込みはホームページで受け付けています^ - ^
※ご登録の際には、メール受信ができない設定になっていないか、ご確認ください。せっかくお申込いただいたのに、こちらからの配信が届かないケースもございます。ご入力いただいたメールアドレスになんらかの受信拒否設定をしている場合、こちらからメールを送りたくても送れない状態になりますので、ご注意ください。(特に、ドコモの携帯メールアドレスでお申込になる方、ソフトバンク携帯で迷惑メールブロック設定を「強」にしている方は、ご注意を!!)
正常にご登録いただけた場合、ご登録後すぐに自動返信メールが届きます。自動返信メールは迷惑メールフォルダなどに入ることもありますので、必ず、迷惑メールフォルダまでご確認ください。自動返信メールがどのフォルダにも届いていない場合、そちらでブロックされている可能性があります。迷惑メールブロック設定を変更後、再度お申し込みください。それでも配信されない場合には、他のメールアドレスでお申し込みください。
お手数をおかけしますが、よろしくお願い致します。
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:゚・:,。*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:゚・:,。*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:
↓ Twitterでも不登校対応のポイントをお伝えしています☆
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:゚・:,。*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:゚・:,。*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:
シア・プロジェクトの新しいホームページ
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:゚・:,。*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:゚・:,。*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*: